大阪大学/東京工業大学 機械工学専攻 博士前期課程一般入試 受験体験記3
この記事では東工大の試験について取り上げます.
先述のとおり僕は第1志望が阪大で,東工大対策は殆どしていません.
さて,試験の話をしていきます.
台風の影響も考慮して,東京には前々日入りしました.お盆の時期ということも相まって,急遽指定席を取ろうとしても取れるはずなく,新幹線で数時間立ちっぱなしになったのはキツかったです.
チケットは早めに準備しておきましょう.
ちなみに院試勉強のため引きこもり生活を続けていた僕にはかなり堪え,その後数日間筋肉痛が続きました.些細なことかもしれませんが,しっかり用意しておく大切さを感じました.
東京に着いてからは,試験前に慌てて勉強しても疲れるし,かと言って遊ぶのも気が引ける,そんな感じで過去問を適当に解いたり試験会場の下見をしたり東工大生の友人と一緒に食事したりして過ごしました.
そして試験前日,ホテルで過去問を初めて見た僕はこんな問題が出るのか…と絶句しました.阪大が計算問題ばかり出題するのに対して,東工大は知識問題も出題します.
ちゃんと出題傾向を頭に入れて勉強をした方が良かったかな,と感じました.過去問を確認するのは大切ですね(遅い)
知識問題はどこの分野から出題されるか全く分からないので対策のしようも無さそうな気はしましたが…
ともあれ試験前日に気付いても時すでに遅く,過去問の内容は一応触れておくことにして,知識問題は基本的に諦めることにしました.
東工大の合格点は55%弱と言われています.
3時間4教科,僕は数学90%,機械力学60%,材料力学60%,熱力学60%を目標にしていました.
知識問題は捨てても他ができれば大丈夫かな,といった希望とともに試験当日を迎えました.
そして試験本番,教室が少し肌寒かったですね.半袖1枚で臨んだことを反省しました.
そんな感じで試験開始の合図とともに解答用紙に名前を書いて問題用紙をパラパラめくって確認.
最初は材料力学,大問1と2はそこそこ解けそうだけど3は全く覚えてないからパス.
次は機械力学,1番は…あれ?過去問そのまま?,2番は分からないから適当に書くかな,3番は全部解けそう.
そして熱力学,うーん…全く覚えてないから時間余ったら少し解くかな…
最後は数学,あ,全問解けそう.
こんな感じで解いていきました.
分かりそうな問題はほぼ完答したから余裕で受かったかなって感じでした.
東工大の数学は簡単なので落とさないようにしましょう.これだけでかなり有利です.
パッと見た感じ分からなかった問題も,後で落ち着いて考えると結構解けました.割と時間が余ったので考える時間には余裕がありました.
感覚的に
- 機械力学8割
- 材料力学8割
- 熱力学3割
- 数学9割
ですかね.
まあ多分こんなに上手く入ってないですけど,開示出来ないのでこればかりは分からないです.
結局筆記試験は合格しました.
筆記試験倍率は受験者371人中100人程度合格の3倍台後半だと思います.(内部進学の人数がよく分からないため詳しくわからない)
東工大は院から枠が広がるので,外部生との戦いという感じが強かったです.
とりあえずこの試験を通して学んだことですが,過去問対策はしっかりすること,そして新幹線はちゃんと指定席を取ること,あと体温調節出来る服を着ていくこと,でした.